初心者のためのバドミントン基礎ルール

バドミントンとは専用のラケットが使用され、決められたコートの中で

「シャトル」と呼ばれる羽根つきの球を打ち合うスポーツです。

「羽根を打ち合う」と書くと何だか軽いスポーツに感じてしまいますが

バドミントンは球が軽いぶん出るスピードも凄まじく、

全ての球技の中で打球の初速が最も速いとギネスブックに認定されている程。

見た目より激しく、対応力と駆け引きが求められるスポーツなのです。

そんなバドミントンの基礎ルールをまとめました。

 

バドミントンプレー基本的流れ

まず、バドミントンのプレイ時に使用する面積をまとめて「コート」と呼びます(下図参照)

図からわかるように左右の「深緑」のエリアを「サイドライン」と呼び、
サイドライン部分にシャトルが出てしまったり、プレイヤー自身がはみ出てしまった場合は「アウト」と見なされます。

「サイドラインは使用できない」と覚えておけばよいでしょう。

 

シングルス・ダブルスのコートの違い

プレイには、1対1で対戦するシングルスと2対2で対戦するダブルスとがあります。

基本的なことは同じですが、シングルスとダブルスでは、使用できる「コートの広さ」が違います。

シングルスのときは内側扱いされ、使用できない面も含めコート全面を使用します。

 

アウトの心配がなく「内側」を意識せずに済みますが、そのぶんチームワークが重要です。

 

ラリー時使用できるエリア・できないエリア

コートでは「ラリー」になったとき使用できるエリアが決まっています。

シングルスでは使用できませんが、ダブルスでは「深緑の面」も含め全面でラリーを行います。

サーブの時も使用できるエリアが限られており、こちらはサーブにちなんで「サービスエリア」と呼ばれます。

下図の「明るい緑」の部分がサービスエリアと呼ばれ、サーブの時「深緑のエリア」に入ってしまうと反則(フォルト)扱いになります。

 

 

 

試合ゲーム数・得点数のルール

以下、箇条書きでまとめます。

  • 試合は3ゲーム行われ、先に2回勝利したほうが勝利
  • 第2ゲームの時点で決着がつかなかった場合は、「ファイナルゲーム」として第3ゲームが行われる
  • 1ゲームにつき21点で行われ、先に21点取ったほうが勝利
  • 20対20になった場合は延長戦となり、2点差がついた時点で終了
  • 1点差のまま続いた場合は30点を取ったほうが勝利

このような得点システムです。

 

他スポーツでいうとバレーボールと同じような得点カウントの仕方ですがバレーボールと違う点は、

30点取った時点で必ず試合が終了することです。

また、どちらかが11点を取ったときは「1分以内の休憩時間」が認められ、

次のゲーム間には「2分」の休憩が認められます。

相手の同意を得られれば休憩を挟まず続けることもできますが、

バドミントンは体力を使うスポーツなので、しっかり休憩しておくとよいでしょう。

 

 

 

バドミントンサーブ時のルール

バドミントンではサーブを打つ際、明確なルールがあります。

 

サーブは角から打ち込むこと

まずサーブは打ち込む際「必ず角から打ち込むこと」が決められています。

コートのコーナー(角)からサーブをしなければなりません。

そして「どちらの角から打ち込むか」にもルールがあり、自分の得点によって右から打つか、左から打つかが決まります。

 

得点数によってサーブの左右が決まる

得点数が奇数(1.3.5.7…)であれば左側、偶数(2.4.6.8…)であれば右側からサーブします。

最初のサーブは偶数と数えられ、右側から打ち込むのが決まりです。

奇数・偶数の具体例

例えば、「6点」の状態から「1点」を勝ち取りサーブ権を得れば、自分の得点は「7点」となり、

この場合は「奇数」と見なされ、サーブは「左から」打ち込む事となります。

サーブ権を得る前の得点より、勝ち取って得た点がカウントされます。

 

ダブルスでのサーブのルール

基本的には同じですが、

ダブルスでは、連続で得点を取った場合は、同じ選手が場所を右、左と移動しながらサーブします

相手にサーブ権が移った場合は、先ほどとは違う選手がサーブすることとなります。

 

 

 

 

これはルール違反!フォルトとレット

プレイ中に忘れてはならないのが反則行為の数々。

バドミントンにおけるルール違反は「フォルト」と呼ばれ、

相手に1点が入り、サーブ権がうつるペナルティが課せられます。

以下に、実際の試合でもよく起きるフォルトの例を挙げていきます、

特にサーブはフォルトが発生しやすいので、しっかり把握しておきましょう。

サーブ関係のフォルト

・サーブを途中でやめた、打つのに失敗した。

・サーブを打つ前に時間稼ぎをする。

・サーブを打つとき、コートから出てしまった。

・サーブの時にシャトルを腰より上で打つ

・サーブの時、足が床から離れた。

プレイ中のフォルト

・シャトルを相手の体に当てる

・ラケットを構えず相手を待たせる

・ネットを超えてシャトルを打つ

・プレイ中にネットに体が触れる

・同じ人がラケットで二度打ちする

・シャトルが天井や壁に当たる

 

レット

フォルト以外で、試合を中断しなくてはならない場合は「レット」と呼び

こちらはどちらにもポイントが入らず、もう一度プレイをやり直す必要があります。

相手の準備が整う前にサーブを打ち込んでしまったり、自分と相手が同時にフォルトを犯したり、
ラリー中にシャトルが引っかかったり、またシャトルが試合中に壊れてしまった場合もレットと見なされます。

スポーツのルールはお互い気持ちよくプレイするためにも、しっかりと守りましょう。

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?おおまかな試合の流れを理解し、何がルール違反か把握しておけば、初めての方でも問題なくプレイできます。

バドミントンに少しでも興味も持って頂けたら幸いです。

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コメント

    • 真結子
    • 2018年 5月 27日

    バドミントンをはじめて4ヶ月です☆
    頭の中でたくさん考えるスポーツだと実感しています。
    ルールの基本、勉強になりました☆

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